「先生!茜来ましたよ~!ダメじゃんも~っ、茜!!」




先生の前ではみんな、あたしと仲がいいふり。
ねぇ。



アンタ教師でしょ?




気付いてよ。





雛達は…あたしを嫌ってること。
もとはといえば…先生のせいなんだよ?




「しっかり頼むわよ。三浦さん、山田さんの事、指導してあげて」
「…はーい♪」




一瞬…明澄ちゃんはあたしを睨んだ。






「じゃあみんな、紹介します。期間限定での入部をした、山田茜さんです。じゃあ、みんな揃ったところで、練習を始めます」






先生の声を聞き、部員が動き始める。









「いい?逃げようなんて無駄だからね」