「雛~!」 …ひかる。 「どうしたの?」 「みんなで外で遊ぼうよ。」 …どうしよう。 「…ごめん。今日はいいや」 「そう?じゃあうち等は行くね。玲は?」 「あたしも雛と残ってる」 …まだそんな気分じゃないんだ。 明澄…。 どうしてあたしに何も言わなかったの? 転校なんて、聞いてない。 「雛、平気?」 「う、ん…」 あたし達、友達じゃなかったの? ねえ、明澄―…。 ケータイももう繋がらない。