…もう雛の味方ができないように。
学校に来れないように。
「そろそろ良くね?」
「そーだね。」
あたしは足と手を止めた。
もうおしまいだよ、明澄ちゃん。
良かったね。
「もう学校来るなよ。目障りだから。」
ひかるちゃんがそう吐き捨てた。
いつもは言い返してくるのに、明澄ちゃんはもう何も言わなかった。
可哀そうだと思うよ。
だけどね…もうあの頃のあたしには戻れない。
くそくらえだ…。
「もし学校来たら…分かってる?」
マジで潰すから。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…