「あ~あ。」





ここは屋上。
馬鹿だよね、明澄ちゃんも。





どんだけ雛を好きか知らないけど…本当に馬鹿。





仕方ないから…教えてあげる。








「ねえ、明澄ちゃん。知ってる?」





あたしが問いかけても、応じない。
苦しそうにしている。




そりゃそうか。





蹴られてるんだもんね。







「雛って、親友を不登校に追い込んだらしいじゃん。」





しかもさあ。






「自殺しちゃったらしいよ?その子。」