「っいい加減にしないと、デザートにプリンは無しだよっ!!」




そう言うと、ジンはシュンと肩を落とした。



「…ゴメン。」


「宜しい。」




私は、ジンの髪をクシャクシャに撫でまわす。




この広い部屋の中で、私が帰ってくるのを1日中待っていた私のペット。









「ツバサちゃん、部屋の掃除しておいたよ。」


「うん。」


「あと、洗濯も。」


「うん。」




なんて利口なペットだろう。
たくさんホメてあげなくちゃ。




…………ん?



「洗濯も?」


「うん。ツバサちゃんは脱いだら、その辺にポイッでしょ。だから。」




ニコニコと微笑むジン………。


コイツ、まさか。







私は急いでリビングへ向かった。





そこには、綺麗に畳まれた洗濯物が置いてある。




ジャージ、ジャージ、ジャージ…………一番上にブラジャー…。