「おはよ。ツバサちゃん!」
ジンはそう言って微笑むと、ものすごく自然に私を引き寄せて抱きしめようとした。
このエロペット!!
私は、それを思いきり払いのけて、ジンを蹴り飛ばした。
そのまま床へと転げ落ちるジン。
「いってぇーー!!」
「何で私のベッドにいるの!?」
「何でって……飼い主と一緒に寝る犬だっているだろ?」
不服と言わんばかりの表情で私を見つめるジン。
「犬と一緒に寝るなんて、お断り!!」
「ヒド〜イ!!」
私は頭を抱えたい気分だ。
……昨夜は、やっぱりどうかしてたのかも。
……この大型犬(?)、どうしようか…………。