「…でもさ。」 「んー?」 「いつか、また、ひょっこり帰ってくるんじゃない?愛犬クン。」 「…うん。」 待たないけれど、願ってる。 追いかけないけど、思ってる。 明日も、 明後日も、 何十年、 何百年。 こんな広い世の中で、 少なからず誰かが誰かを思ってる。 それもまた、一つの愛だと信じたい。 果てなく続く この空は、 かならずキミへと繋がっている―……。