ジンは、自分のことは何も言わない。 代わりに、私の心配ばかりする。 私が寂しがらないように、たくさんの小さなメッセージを残していった。 優しすぎるよ、バカペット。 不器用すぎるジンと意地っ張りな私は、 いつかまた会えるかな。 会いたいよ。会いたい。 あまい檻に閉じ込められたのは、私のほうだったね。 熱いお風呂は、心を脆くするんだろうか。 膝を抱えて、踞る。 バスタブの中で、 子供のように声を上げて泣いた――………。