夕方。 ピカピカになったバスルーム。 熱いお湯を入れて、バスタブに浸かった。 久々のお風呂だった。 そして、また、小さな紙切れを発見する。 それは、もう、しなりと湿って文字も滲んでいた。 “シャンプーしてくれて、ありがとう! 今度は俺がやってあげるね!” 胸の奥から何かが溢れてくる。 私は瞼を閉じた。 「……今度って、いつだっての…。」