たとえば、捨てられている野良犬がいるとする。
そのまま通り過ぎてしまえばいい、
なのに目が合ってしまった。
その、たった一瞬。
目と目が合った瞬間に、何ていうか……運命的なものを感じたとしよう。
まるで、電流が身体を駆け抜けていくように。
それは、もう引力に引かれていると言ってもいい。
そして、それは少し恋と似ている気がする。
今にして思えば、二人の出会いも、きっとそう。
目と目が合った瞬間に、私はキミに落ちてしまったのかもしれない…………。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…