「あの、ほんとにありがとうございました。みなさんのおかげでお母さんに分かってもらえました。」








ずっとお礼を言いたかった。私に一歩踏み出させてくれた人たちだったから。








「ねぇ、恋嘩ちゃん。もしよかったら俺達の仲間にならない?」






優さんの言葉にキョトンとする。





「仲間?」






「そう。仲間。」