「……わか、らない……ッ。
でも、五人のうち…二人には
右腕に刀傷が有る……はずだ。」


そう答えた。


翡翠は思い出しながら、言った。


それを聞いたシャネルは、
翡翠に言った。



「…翡翠、旅の準備をしろ。
奴らを追う。」


翡(シャネル……ありがとうな…)


心の中で、翡翠はシャネルに感謝した。


それと同時に、シャネルの事を
信じる気持ちが高まった。


「……了解ッ!!後は銃弾と
小さいナイフを数本
買いたいんだけど」


「分かった。では一時間後
またこの酒場で落ち合おう。」


「ああ!また後でなッシャネル!」


「あぁ……」


そう言うと、シャネルと翡翠は
酒場を出てそれぞれ別の方向に
向かって歩いていった。


……と、シャネルはふと思った。



シャ(琥龍…か…)