「あ、スミマセン。つい、癖で…。
弟にも言われるんですけどね」



翡翠にそう言った。


そして、シャネルが助け船をたした。



「翡翠、良いじゃないか。
別にいいと思うぞ?」



シャネルにそう言われ、安心するユウマ。


「はい!あ、でも呼び捨ての時も
あるかもしれませんからね
ヤバい、ヤバい……」


シャネルを見て、翡翠を見た。


「いや、焦らなくてよい。
とりあえず出口まで来たが、
弟やらはどこだ?」



そう言って、周りを見渡した。



「………あれ?どこでしょうか?
確かこの辺に、待ち合わせ
してたはずですけど……。」



ユウマも周りを見渡した。



少しして、翡翠が見つけたようだ。



「まぁ、癖なら仕方ねェけど…
あ、弟ってあの子じゃね?」


続いて、シャネルも見つけた。


「話しかけるか……」