すると、ユウマが言った。


「翡翠さんは、持ってなくても
十分強いと思ういますよ(ニカッ)」


ユウマなりに励ましたつもりだ…。



「ん…、すまぬな。礼を言う。」


シャネルが礼を言ってきた。


「いいんですよ?もう、
仲間なんですから……」



ユウマはシャネルを見てそう言った。
シャネルはユウマの温かさに触れた。



そして、翡翠が割って入ってきて
言った。



「行こうぜ!てか、さっきの人
言ってたけど出口逆だって……」



翡翠はさっきの声を聞いていた。


「……確かに、ですね。じゃあ、
あっちに行きましょうよ♪」


ユウマは出口の方向へ歩いて行った。



「あぁ……
(元気な奴らだなぁ…でも…)
楽しくなりそうだ!!」



シャネルは立ち止まり、そう呟いた。



「シャネル〜!!何してんだぁ、
置いていくぞ!
しかもお前リーダーだろッ!
何引っ張って貰ってんだ、
引っ張ってけよ!」


翡翠はシャネルに向かって言った。


「ふふ。あぁ、今行く!」


シャネルは微笑みそう言って、


翡翠の方へ向かった。