中に入って座ると、美咲が話し始めた。

「私、実はね・・・知穂先輩と真美子のおかげで侑斗と仲直り出来たの。」

知穂先輩って・・・まさか!

あたしは綺麗な人を見つめた。


「・・・私が佐藤 知穂です。恋愛部部長と生徒会長をやってます。」

やっぱり・・・。

地味な人だと思っていたけど、こんなに綺麗な人だったんだ・・・。


「美咲が恋愛部に入った理由はね、真美子が美咲を心配して私に相談してきたのがきっかけなの・・・。」

「そうだったんですか・・・。」

噂だと思っていた恋愛部は本当にあったんだ。


「単刀直入だけど、奈々ちゃん・・・恋愛部に入らない?」

「えっ!いいんですか?」