とりあえずついてきたのはいいけれど・・・

「え・・・ここ?」

「うん!」

なぜかあたし達は学校に来てしまった。


「なんで学校?忘れ物とか?」

「違うよー。とりあえずついてきて。」


なかなか美咲は教えてくれない。

学校に何があるんだろう・・・?

疑問が浮かぶ中、あたし達は校舎に入った。


美咲はどんどん歩いていって、ある部屋の前で止まった。


[保健準備室]

そう書いてある部屋。


美咲がドアをノックすると中から「どうぞ。」という声が聞こえた。

その声を合図に美咲は扉を開けた。


「ようこそ、恋愛部へ。」

綺麗な女の人が出迎えてくれた。

どこかで見覚えがある気がする・・・。