「侑斗!ゆーとってば!」


「ん?あ、何?」


私、橘 美咲。高校2年生。

私には最近悩みがあります。


「土曜日遊べる?」

「あ、ちょっと無理。」


またいつものセリフ。

こうやって金曜日の放課後に学校で誘うのに、毎回断られている。


私の彼氏、橋村 侑斗。

こいつが私の悩みの原因だったり・・・。



「じゃあな!」

侑斗は走り去ってしまった。


私達は高校1年生のとき出会った。

私は侑斗に一目惚れ。

侑斗も実は私に一目惚れ。

もう付き合って1年が経った。


もうすぐ花火大会とかお祭りとか楽しいことがいっぱいあるのに・・・。