そんなことを考えてるうちに地図の場所についた。

そこは可愛らしい喫茶店だった。

でも、ここに何があるんだろう?

とりあえず入ってみよう。


チリーン

中に入るとドアについていたベルが鳴った。

「いらっしゃいませー!」

え・・・なんで?

目の前には黒いエプロンを着けた侑斗がいた。


「侑斗・・・」

「美咲・・・なんでここに?」

私の方が聞きたいこと、沢山あるのに・・・。


「侑斗、お客様を早く席にご案内して!」

奥から声が聞こえた。

一瞬だけだったけど見えてしまった。

・・・侑斗とこの前一緒にいたあの人だ。


「話したいことがあるの。」

「俺もある。もうちょっとでバイト終わるから待っててくれる?」

私は静かに頷いた。