開けるとそこは普通の部屋で、真ん中にソファーとテーブルがある。

ソファーに座っている髪の毛の長い綺麗な女の人が目に入った。

その人の後ろに並んでいる人が4人。

中には知ってる人もいる。


「こんにちは・・・」

とりあえず挨拶してみた。

「ようこそ、我が恋愛部へ。」

綺麗な人が立ち上がった。


「あなたは選ばれた。あなたは悩んでいるわ、とても。私にはわかるの。」

「・・・はい。」

なんでも見透かされそうな気がした。

そんな目力を持っている。


「そんなビクビクしないで。まあ、座って。」

「失礼します・・・。」


後ろに並んでいた1人が紅茶をいれてくれた。

「あ、ありがとうございます。」

綺麗な人は紅茶を一口飲むとゆっくり話し始めた。