はあっ・・・はあっ・・・。

今日は沢山走ってる気がする。


普段は誰も使わない保健準備室。

そんな部屋の前に私は立っている。

勢いで来ちゃったけどいいのかな・・・?

どうすればいいかわからなくて立ち尽くしていた。


ガチャ!

急に鍵が開いた音がした。

やっぱり誰かいる!


「誰・・・?」

中から女の人の声が聞こえた。

「・・・えっ!2年生の橘 美咲ですっ・・・。」


あれ・・・?

反応無し・・・?


「あ、招待状を入れた子ね。待ってたわ!」

「でも、なんで私なんかっ・・・」

「誰かに聞かれたらまずいわ。とりあえず中に入って。」

「・・・はい。」

ゆっくりと私はドアを開けた。