―――――――――――卒業式――


今日で高校も卒業だ…


俺は今まで真奈のことを忘れたことがなかった



俺はある決断をした



今日帰ったら真奈に無理やりでも会おう



仲直りするんだ…



そしてまた幸せな生活にもどりたい…



俺の心は決まっていた



そして卒業式が終わった


「春樹…」



「…浅井」



「今まで迷惑かけてごめん、そしてありがとう」


「こちらこそありがとう」


俺たちは握手をして別れた…



さぁ真奈のもとに行こう


もう手遅れかもしれない


けど…自分の気持ちを

伝えるんだ!!



俺は走って家に帰った



「ただいま!!」


俺は勢いよく家に入った


「…春樹、これ真奈ちゃんから」



母さんが手紙を渡してきた


「真奈ちゃん留学するんだって…」



「…えっ?」



「それで今日もう飛び立つみたいでもう空港なのよ…」



「……」



俺は言葉を失った



そのまま家を飛び出し


タクシーに乗って空港に向かった…



タクシーの中で手紙を開いた



『大好きな春樹へ

今日私はアメリカに飛び立ちます

春樹とは色々あったね

楽しい思い出、

辛い思い出たくさんあります

今まで連絡返さなくてごめん

あたしどうしていいかわからなくて

春樹が浅井さんの事好きだと思うと

涙が止まらなかった

でもこの前浅井さんと春樹がキスしてるの見た時
このままじゃだめだ

春樹を縛りつけてちゃダメだって思ったの


だから私は春樹を解放します


浅井さんとなかよくね


泣かしちゃだめだよ


それでは、さよなら』