「お前…クリスマスなのに暇なんだな?」


「……」



「なんて顔してんだよ」


「……」


「さては彼女と別れたか?」



「別れてないっす!!」



俺はムキになってしまった


それを聞いてビックリしてたのは


ベラベラしゃべってた隆司さんだ



「まっ、何かあったか知らねーけど…つらくなったら言ってみ?」



隆司さんは俺にウインクしていった



「…実は」


俺は真奈のこと浅井のこと…

修学旅行の出来事を全て話した



「…なるほどねぇ」



健司さんはタバコに火を付けた