私はちょっぴり後悔した。
それとは裏腹に柚華は笑顔で答えてくれた。
「あの北条先輩!? クールでかっこいいよね。」
あれ??柚華は先輩のことなんで知ってるんだろう・・・?
「柚華はなんで先輩のこと知ってるの??」
「あぁ、それはね 私たちの学校でも北条先輩のことカッコいいて噂が立ってたんだぁ。それで私は、こっそりと見に行ったわけ。そしたら カッコいいじゃなくてクールすぎて気を失いそうだったもの。」
そうだったんだぁ。やっぱり、北条先輩はどこに行ってももてるんだぁ。
柚華と楽しく話しながら帰っていると、前方に 大人びいた女性と・・・・・
北条君。
「ねぇ、あれ北条先輩だよね姫奈・・・。」
一瞬何が起こっているか全く分からなかった。
北条先輩は、 噂では 彼女作らないんじゃ・・・・
なんで・・・・。
ハハハ、、分かっていたけれど やっぱり、、、
「姫奈!!」
「え・・・」
柚華は心配そうに私を見つめていた。
「あっ・・・ゴメン柚華。今日先に帰るね。」
「えっ あ、うん。明日学校にきてよ。」
私は歩いている方向とは逆方向に走って家に帰った。
私は部屋に駆け上がりベットにうずくまって泣いた。
あれほど 大好きだった先輩が 他の女の人と歩いているところをみるとやっぱり、胸が痛む。

ゴメンね柚華・・・。