どたぁ!

と、派手な音を立てて俺は着地した。

「ハイお上手、お上手!よくできました~」

「カズ!てめぇおちょくんな!」

でも、何とか先生から逃れた。

しかしまだ完全に逃げ切れたわけではない。

俺たちはまたすぐに走り始めた。

「なぁ!亮夜!」

とカズはいきなり言いだした。

「なんだ!?カズ!?」

俺は今は知ることに精いっぱいだった

「俺と!」

「俺と!?」

カズが何かを決心したように言った。

「俺と!バンド!組まねえか!?」

とカズは大声で言った。

俺は一瞬足が止まった・・・

「オイ、亮夜・・・追いつかれるぞ?」

カズは一度止まった

「俺と…?バンドを組む・・・?」

「ああ・・・そう言った」

俺は頭が真っ白になった・・・。