「なぁっ!先生まだ追っかけてきてる!?」

カズは必死に後ろを向いたりして様子を見ている。

「さぁなっ!とりあえず!次どっち!?」

俺たちは必死になって走った
         
捕まれば俺たちの姫(ギター)は王様(先生)に奪われてしまう!

それだけは嫌だ!何が何でも守ってみせる!

・・・ギターが姫で俺たちが平民・・・

で、身分違いの恋?

そんな昔話のようなことを考えていた

何ていうか・・・こんなこと考えてる自分がおかしかった

このことをカズに話してみると

「そうだな!俺たちの姫は守りぬくぞ!」

と、のってきた

「お前そこはスルーしろよ!」

と言うとカズは

「いーじゃんっ!おもしろくてっ!」

と息を切らしながら言っていた