「俺たちは・・・将来ミュージシャンになりたいんです!」

俺は半分叫ぶように言った

カズは俺の方を見てよくやった、

と、いう顔をした。

また、沈黙が訪れた。

校長は先ほどと同じで顔色ひとつ変えず

俺たちを見ていた・・・。

すると、カズがいきなり言った・・・

「俺たち、本気でミュージシャンになりたいんだ!
 たとえ校長先生に止められても俺たちは自分の意思・・、
 いや、俺たちの意思を貫きます!」

カズはそういった。

俺はカズの言ったことに驚いたが、

その言葉に俺も続いた。

「希一の言うとおりです!俺たちは先生に何を言われようが
 やめません!
 だから、楽器を処分したりしないでください!」

その時初めて校長の顔色が変わった・・・。

するといきなり笑いだしたのだ!

俺たちは茫然としていた。

何て言ったてあの校長がいきなり笑いだしたのだ!