「失礼します。」

俺たちは校長室へ入った・・・。

「校長先生、先ほど話した生徒です。」

先生はもう校長に話したらしい。

まったく・・・

そういう話をつけるのは早いんだよな~

「分かりました。先生は一度席を外してください。」

校長先生は早口に言った。

「しかし、校長・・・!」

「早くしなさい。」

先生は不服そうな顔をしたが

すぐに校長室から出て行った。

俺たちはなぜ校長がそんなことをしたのかわからなかった。

「さて・・・君たちのことだけど」

校長先生はいった。

「まず、何故屋上の倉庫に楽器を隠したの?」

しばらく沈黙が続いた・・・。

俺は言っていいのかわからなかった。

カズの方を見るとカズは決意を決めているようで

俺に「言え」とアイコンタクトで示した