「とりあえず、今は逃げようぜ・・・」

とカズは言った。

俺はその通りにその場から逃げた。

そのまま目的地に着くと俺たちは腰を下ろした。

「ふぅー!やっと逃げっきたかぁ~」

と、俺たちは言いあった。

そのあと、俺たちはずっと黙っていた・・・。

そしておもむろにカズは口を開いた。

「なぁ・・・さっきの話だけど・・・」

俺はとうとう決心する時が来たのか、と思った。

「やっぱり、俺とじゃ、嫌だよな!ごめん」

とカズは言った。

俺は頭の中が熱くなった・・・

「誰が!」

カズはこちらを向いた。

「誰が組まないって言ったんだ!?」

俺は感情に任せて言い放った。

「俺とお前で!バンド組んで!ミュージシャンになんぞ!」

と俺は言った。

カズはしばらく唖然としていたがしばらくして

「ああ、ありがとう・・・」

と、泣きそうな顔で言った・・・。

「おいおい、泣くなよ!」

「泣いてねえし!」

その時決まったんだ。

俺の夢は、やっぱりミュージシャンになることだって!

そしてその時、俺たちのバンド、

「cool☆star」が誕生した・・・。