「杏ちゃんは俺をどう思ってるの?」



「…アタシ多分、
春が好きだよ…」







少し顔を赤らめて
杏ちゃんが言った。






「春になら何されてもいい
って本気で思った…

だから春に抱かれた。」





思ってもなかった事を
言われて何て言えばいいか分からない。




「本当に?」



「ええ。
アタシは春が好き…
4年前から好きだったと思う」




本当に杏ちゃんが俺を好き?

どうしよ、
全然実感湧かない。