「杏ちゃんなんて
めちゃくちゃにしてあげるよ」




杏ちゃんは俺のだから。







嫌がる杏ちゃんを
黙らせる方法も俺は知ってる。





「ねぇ、どうすればいい?」




そう聞くと昔っから杏ちゃんは
俺の要望に応えてくれた。





それが俺のただ単に
我が儘だって事くらい分かってる。




だけど杏ちゃんはいつも
こんな俺を受け止めてくれるから
俺はいつまで経っても甘えてしまう。







俺は杏を抱いた。