「…そうだよ。
俺はいつまで経っても子供だよ」



「何いじけてるの?」



「俺は話かけちゃダメなのに
アイツはいい理由が分からない」



「…春は目立つもの。
そんな春がアタシと話してたら
明らかにおかしいしアタシまで
目立っちゃうじゃない。

アタシはもう目立つ事はしたくない…

それに、こうして家に来て話を
するのはアタシにとって春だけよ?」




「…じゃあ、もっと俺を見てよ。
杏ちゃんを俺にちょうだいよ」



アタシはベッドに押し倒された。