「俺ねー彼女作らないの!」




後ろからアタシについて来る
宮野ハルは話し始めた。




「何でだと思う?」




「さぁ知らない」




「忘れられない女がいんだよね!
気が強くて心配性でさぁ~
俺いっつもその人に近付きたくて。

まぁもう会えない人なんだけど。


その人が俺の中であまりに
存在デカくて他の女を彼女なんて
言えないし大切に出来ないんだよね」




こんな人でも心から
好きだった人いたんだ…





「そんなに思って貰えてるなんて
その女の人はとても幸せ者ね」




「だと良いんだけどなぁ~。
あ!その子の家ねココ…


「じゃあ頼んでないけど
家まで送ってくれてありがとう」