吸精樹の足がシャトルの真正面へと伸びて来る。



 シャトルは大きく傾き、右側面を銀の壁に擦り付ける。



 激しく鋭い金属音を響かせて亜希良たちの乗って来たシャトルと衝突。



 更にマリアの内部にへと突っ込み…動きを止める。



 「爆発する可能性があります!!早く逃げましょう~」



 「ああ」


 耶麻斗の指示で…俺たちはシャトルの外に出ようと…搭乗口に逃げる。



 「大丈夫か?ヤッキー」



 動きの鈍い俺の体をヨシが支えてくれた。



 「ああ~」