時は一刻を争う事態。



 俺は治療室にマスターさまを運ぶ。



 瑠可さまの血の入った輸血パックを手に取った。



 「……」



 瑠可さまの遺言通り…マスターさまに輸血。




 新たな神の誕生の瞬間だった。