翌日のニュースもワイドショーもいきなり現れた紅の月が話題を独占。
耶麻斗が俺たちを呼びつけた。
恭抜きの3人で耶麻斗の元に集結。
「あれは…人口惑星マリアです…サイランはあのマリアで此処に
逃げて来た。大きさは地球の2分の1…大きさは月の倍」
「サイランは死んだはずだろ??」
「確かに死んだ。でもサイランは1体とは限らない…自分のクローン、ロボッ
トを幾つも保有していてもおかしくない。髪の毛1本でもクローンは創造出来る
し、自分の記憶をコピーしたチップさえあればロボットも造り出せる…」
改めて思った…未来の科学は俺の遥か想像を越える…域にあった。
耶麻斗こと阿南耶麻斗も…かって人であったが…みずからの自分の体を改造し
て人型ロボットとなった。
「概観は月のように岩肌やクレーター見せているが中はアルファメタルで覆
われ、その中は巨大なコンピューター…。
マリアの中心層は…高濃度のプルトニウム。地球に衝突すれば…消滅は免れない」
おいおい!?プルトニウムって…惑星じゃなく…核爆弾だろ??