「……」



 しばらく…二人で抱き合っていたが…ナルと透牙が居ることに気が付いた。



 「あいつらなら…居ない…」



 「へっ!?」


 「……あいつらなりに気を利かせたらしい…。ここんとこ…クソマジに忙しく
てさ~わりぃ~」



 「……うん」



 ヤッキーは煌びやかな黒の衣装に身を包んでいた。



 テレビで一度…見たことがある服。



 襟元の羽飾りに触れる。



 「……時は止めているから…存分に甘々なれるぞ~」