放課後、私と妖精はナオを引き連れて体育館へ向かった。
「おお〜!やってるよ。バスケ部。」
部活の邪魔にならない程度に体育館を覗く。
例の小野田くんは、目立つ容姿をしているのですぐに発見出来た。
タイミングよく、彼はシュートを決めた。
「おぉ〜!カッコイイやん!!」
私はテンションがあがり、拍手をした。
すると、私の声は思ったよりでかかったらしく、小野田くんはこちらを向いた。
「向井さん…?」
小野田くんはキョトンとした顔で、こちらに向かってきた。
「ミッキーが大声出すから、見つかったじゃないか。」
「う…だってすごかってんもん。」
妖精に小言を言われてシュン、となっていると、いつの間にか小野田くんは目の前に居た。
彼は視線をナオの方に移し、口を開いた。
「手紙、読んでもらえた?」
小野田くんがそう言うと、ナオは無言でコクコクと頷いた。
「そっか、なら良かった。返事はいつでもいいから…それじゃ。」
小野田くんはそれだけ言って去って行った。
「ナオが緊張してるのを分かって長居は避けたんだね…。いい奴じゃないか。」
「そうなん?部活あるからちゃうの?」
「今日は自主練の日だよ?ちょっとくらい喋ったって怒られる事はないさ。」
自主連の日とかよう知ってんな…と思ったけど、あえてスルーした。
「おお〜!やってるよ。バスケ部。」
部活の邪魔にならない程度に体育館を覗く。
例の小野田くんは、目立つ容姿をしているのですぐに発見出来た。
タイミングよく、彼はシュートを決めた。
「おぉ〜!カッコイイやん!!」
私はテンションがあがり、拍手をした。
すると、私の声は思ったよりでかかったらしく、小野田くんはこちらを向いた。
「向井さん…?」
小野田くんはキョトンとした顔で、こちらに向かってきた。
「ミッキーが大声出すから、見つかったじゃないか。」
「う…だってすごかってんもん。」
妖精に小言を言われてシュン、となっていると、いつの間にか小野田くんは目の前に居た。
彼は視線をナオの方に移し、口を開いた。
「手紙、読んでもらえた?」
小野田くんがそう言うと、ナオは無言でコクコクと頷いた。
「そっか、なら良かった。返事はいつでもいいから…それじゃ。」
小野田くんはそれだけ言って去って行った。
「ナオが緊張してるのを分かって長居は避けたんだね…。いい奴じゃないか。」
「そうなん?部活あるからちゃうの?」
「今日は自主練の日だよ?ちょっとくらい喋ったって怒られる事はないさ。」
自主連の日とかよう知ってんな…と思ったけど、あえてスルーした。