「美希とは仲ええん?」


「そうだね!ディープな仲だね!」


ディープ?それって…。


「なにーっ!」


「ちょ、誤解するやん!適当な事言うんやめてや!」


「なんでだい、本当の事じゃないか。」


「言い方悪いわ!」


ギャーギャー言い合ってると、長谷川が席を立った。


「二人は仲がええんやな。…分かった。ヒカル、今日からお前はライバルや!」


は―――!?コイツは何を言うんや!


「望むところだ!!」


そんなもん、望むな!!


「きゃー!シュラバ、シュラバー!!」


そう言って桃子がピョンピョン跳ねる。


…喜ぶとこじゃないよ、ここ。


軽く貧血を起こした私は、保健室に向かった。