いつしか、彼女へのイジメはクラスの担任に知られることとなりました。


イジメを受けているのかと尋ねる担任に、嘘つきの彼女は誰からもイジメは受けていないと笑って答えました。

担任はその答えに納得出来るわけもありませんでしたが、彼女の方も頑として本当のことを話しませんでした。


そんなある日。

彼女の持ち物がめちゃくちゃにされる事件が起こりました。


担任はクラス全員に、誰がやったのかを問いただしました。

クラスの誰もが担任の言葉に知らんぷりをしました。





…ただ一人を除いては。