:王我:


「くわぁー」

昨日は風邪ひいて散々
だった

《もぞっ》

???

「っえ?なんで詩音がいんの?」


《ぱちっ》


目ぇあっちゃったよ…

「おはよってかなんでいんの?」

しかもベッドに

「覚えてないの??!!」


もしかして俺ヤバいこと
しちゃった!?

「覚えてない…」


「あたし、昨日ずっと看病してた
のにぃ…」

まぢ?!
詩音が!?

ってか拗ねてる顔がスゴく
かわいい
ぜった俺の顔ニヤけてる

「ありがと」

「うん。
いきなり王我にギューッて
された時はビックリしたけど」

「…まぢで?!
ゴメンなッッ」

「なんで謝るの?」

「…へ!?
だってイヤだったっしょ?」

「イヤぢゃないよ!!
なつかしいなって思ったし
王我いい匂いした」

はい?

「ただね…ドキドキが嫌だった。」

「俺にギューッてされて
ドキドキしたの?」

「うん。」

天然ってこういうとき
イヤだよね…

「詩音さ、俺のコト好き?」

また聞いちゃったよ

「好きだよ!!」

わかってないよな…