注目を浴びつつもなんとか宮殿にたどり着いた。

遠くから見るより遥かに大きくて私はビックリしてその場に呆然と立っていた。

するとお母さんは門番の人になにやら小さな紙を見せると門番の人は慌てて頭を下げて門を開けてくれた。

「お母さん、今何を見せたの?」

「ん…これ?これは私がこの家の者だと言う証明書、みたいなものかな〜♪真李亜にも作ってあげるから心配しないでいいわよ。」

「う…うん、ありがとう。」

こうして無事天界に着いて、宮殿に入ると私はまたしても驚いてしまった。何故なら中はとても広くて、きらびやかな場所だったからだ。

「…………。」

「どうしたの真李亜、急に黙り込んで…?」

「あ…あまりにもスケールが違いすぎて、なんて言えばいいか分からない……。」

「アハハッ。そんなに固くならないで、ここは真李亜の家でもあるんだから♪」

「うん…。頑張るよ。」