芳未:『こんな気持ちのまま、あなたとは結婚できない。』


そういって
私は指輪を返した。


彼はしばらく考えて、


彼:『会ってきたら?
会って、はっきり決めておいで。
俺は、芳未の中に誰がいようとそれでも、俺は芳未が好きだから。

指輪はもっていてほしいから』


彼:『俺はまってるから、会ってきたらいいよ』


思ってもいない彼の
言葉に、



芳未:『ごめんね。ほんとにごめんなさい!』



こんな人いないよね。
私、答えが出せないよ。



25日になり、
考えても考えても
彼氏の言葉を思いだして、会う決心がつかなかった。



25日が後30分くらいで終わる時、哲から電話



哲:『もう25日終わるんですけど?』



芳未:『私今彼氏いるんだ。会いたいんだけど、あえないよ。』



泣きながら答えた私に


哲:『俺、話したい事があって、どうしても会いたいんだよ!
彼氏の事好きなのか?』


芳未:『結婚してほしいって昨日いわれたの。
こんなに思ってくれる人傷つけてまで会いにいけないよ。』


哲:『彼氏と別れろよ?俺に黙って結婚なんてするなよ。』