そう、心の中で呟いて、家に帰りました。



時間が解決すると、無理に忘れようとはしないで、自然に忘れる日がくるまで、思い出にできる日がくるまで。


ゆっくりと忘れていこって思いました。




そして、何ヶ月かたって、又、理奈からの電話。


理奈『芳未さん〜こないだ、哲さんの車にのったら、芳未さんの匂いがして、私、あっこれ芳未さんの匂い〜っていったら』


理奈『あぁそうだよ。
芳未からもらった去年のプレゼントだよって答えたんですよ〜!この匂い大好きなんだって』


芳未:『そぅだよ。去年買ってあげたんだよね。』


理奈『俺、この匂いを嗅ぐとさ、落ち着くんだって。今だに仲がいんですね?もぅこっちが照れる〜。』



芳未:『もぅ随分会ってないよ。もう会う事ないと思う。』



里奈:『えっ?なんかあったんですか?』


芳未:『色々ねありがとね。なんか、それ聞いてよかった。』



まだ救われた気がした。


それからは、一時も哲の事は、忘れる事はなかったけど、


あっという間に〜クリスマス近くにになった。


バイト先の人から
告白されて付き合った。