哲の顔が変わった。


乗り込んだところを、
後ろからおもいっきり
車をぶつけた。



哲:『てめぇらおりろ』


普通だったらこの時警察呼ばれるはずだよね。
道路の真ん中に車を止めて、車からおりていってひっぱりだそうとする哲に相手、びっくりしちゃって、
すいませんっていって
帰っていった。





前にもこんな事あったよね?
橋の上から人を突き落とした事。



でも、今回は違う。




哲:『何やってんだよ?なんであんなやつらに言われなきゃいけないんだよ?』



芳未:『誰もむかいにきてなんていってないですけど?』


哲:『はぁ?そんな最低な女だと思わなかったよ。見損なったわ。』



哲はなんども
ハンドルを叩いたり
ドアを叩いたりしてた。
今までで一番、
怒った顔。



凄い怒ってた。


むかいにきてくれて
うれしかったよって
ありがとうって
伝えなきゃいけないのに

全部反対の言葉ばっかりでてくる。




家につき、
哲:『悪かったな。勝手にむかいにいって。』



芳未:『じゃっ。』