ぎゃ〜!!

なんで?なんで?
なんでここに哲がいるの?
何しにきたの?



パッと目があった。
まずい。
部屋の奥に隠れたけど
もう遅かった。




バタンと音がした途端に哲が部屋にはいってきた


哲:『なにやってんだよ?誰だよこいつら。帰るぞっ。』


腕を凄い力で
引っ張られて、
そしたら、部屋にいた男の人も反対側から私の腕を引っ張る。


イタイしっ


芳未:『離して。帰って。カラオケしにきてまだ一曲も歌ってない。』


哲:『いいから帰るぞ』


凄い力に負けてしまった。部屋から出される時、


男達:『あんたいきなり勝手にはいってきて、芳未ちゃんのなんなのさ?』


哲:『俺の女だよてめぇらなんか文句あんのかよあんま、調子のってると殺すぞっ』


返答は返ってこなかった


引きずられるように
階段を降りて
目の前に止めてある
哲の車にのった。




男達は別れ際、哲に対して、捨て台詞をはいた。


男達:『そんなに大事なら、ちゃんとふらふらしないようにつかまえとけっ!ボケッ!』って。


その言葉にまたきれちゃった。
うらに回って
車を追いかけだした。