孝弘:『もう嫌い?俺の事。もうお前の心の中に俺はいないの?』


変わりたいんだ私。
傷ついて、泣かされても
利用されても、
今は、哲と一緒にいたい。
孝弘にできなかった事
素直になりたい。

芳未:『嫌いになんてなる訳ないでしょ?遅いよただ遅かっただけだよ。』


孝弘:『俺、送っていかないから。』

芳未:『うん』


荷物を片付けている
私を見つめて初めて
孝弘は泣いていた。


精一杯私にきづかれないように声を殺していたよね?


部屋を出る時
孝弘:『俺も最後までお前のほんとの気持ち聞けなかったよ』


芳未:『ごめんね。お世話になりました。』



ほんとにこれで
おしまい。
ありがとうの気持ちで
苦しかったよ。