潤君に説得されて
久保の部屋にいった。


部屋にはいって私はなかなか話だせずに、テレビを見つめてた。



久々にはいった孝弘の部屋は何もかわっていなくて、二人で、とった写真が、目に付く。


孝弘:『潤君となんか話したの?』



芳未:『ちゃんと話した方がいいって。』


孝弘:『お前はどうしたいの?』


また私に答えをもとめないでよ。


芳未:『孝弘は?どうしたい?でも無理でしょ?』


孝弘:『無理?飲んだ勢いで、本田と、そういう関係なら俺は許せる。』

芳未:『うちね、なんにも、形のない関係がずっと続くのが怖かったんだ。ずっと一緒にいて、すごく近くにいたのに、気持ちはすごく遠い気がして。』


孝弘:『俺はずっと続くって信じてたけどな。本田といた方が俺といるより幸せなのか?』


目と目を合わせず
下をむいて話す孝弘を
みて、


芳未:『孝弘と話すとなぜか意地っ張りになってむきになって、喧嘩になるでしょ?でも哲といると、素直になってる自分がいるんだよね。』


孝弘:『もうだめだって事だよな?』

芳未:『確かめ合うのが遅すぎたと思う。』