なんかきまづい二人だったけどその後はいつもの様に話した。


でも哲から哲の前付き合ってた彼女の話をされた。初めてそんな話聞いてもいないのに話してきたの。


いつも他の女の話するとはぐらかすくせに。



哲:『前付き合ってた彼女さ、俺初めて惚れた女だったんだ。結婚したいって思ってたのさ。』

芳未:『うん。』

哲:『でも。叶わなかった。』

芳未:『なんで?ふられたの?』



哲:『元々凄い細い体が会う度に細くなっていって、全然気づかなかったんだ〜病気だって事。』

芳未:『で?』


哲:『1ヶ月も経たないうちに死んじゃったよ』


芳未:『はぁ?まじで!哲〜つらかったね。そんな思いした事ないから、なんていったらいいかわかんないけど、そういう事、人に話すって勇気いるよ。』


なんでこんな話してくれたのかわかんない。
哲の目にいっぱい涙が溢れそうなの知ってるよ。

思いだすよね?
その時の気持ち。


哲:『死んでしまうって自分でわかってたんだあいつ』