とにかく、こないだの事謝らなきゃ。
会って謝らなきゃ。


哲の寮の前で待ち伏せ。いつ帰ってくるかわからないけど、とにかく待ってみた。


運命なのかな?
そんなに待たないで、哲が帰ってきた。


哲:『なした?』

芳未:『こないだの事謝らなきゃって思って。ごめんね。よく考えたら感じ悪かったよね?』

哲也:『別にきにしてないけどさ、俺なんか悪い事した?あんなにおまえ怒らせる様な事』

芳未:『ううん、疲れてただけだと思う。あたるみたいな感じになっちゃってごめんなさい。』

哲:『ならいいけどさ、それより俺おまえに、聞きたい事あるんだ。』

芳未:『うん、何?』

哲:『部屋で話すべ?』

芳未:『うん』


一気に空気が変わった。哲の顔色も。
なんだろう?聞きたい事って。

部屋についていつも座る場所に座ってコーヒーを口にしようとした時、


哲:『おまえさ、久保とつき合ってんだって?』芳未:『はぁ?』
哲:『今日同期のやつらと話してて、つき合ってんだってって聞いたから』

芳未:『全然?意味がわかんない?つき合ってないけど。』
哲:『じゃ別れたんだ?』