管理人さんには見つからずに哲の部屋に。
ノックをすると、真っ青な顔ででてきた。

哲:『おまえ、移ったら困るから帰るか?』
芳未:『うん。ちゃんと寝るんだよ?早く治してね。後、店にちゃんと連絡しなよ。なんかあったら電話ちょうだい』

哲:『ありがとな。わかった。』

帰り道、弱みなんてみせない、哲が私を頼ってくれた事が、すごくうれしきて、心の中が暖かくなった。

好きになっちゃってるのかも?


3日間ずっと寝込んで哲は職場に復帰した
哲は、また相変わらず女の人達に囲まれて、鼻の下伸ばして毎日飲みに歩いてた。

三日前まで気にならなかったのに、私は面白くなくて、先に帰った!

別に一緒のグループでのみにいってる訳じゃなくても、同じお店で飲んでいたら嫌でも視界にはいってくるんだよ


やっぱ所詮女好きなんだよね


そこの場所は地域的にタクシーは夜11時まで。飲み屋だって二軒しかないし、腹立ちすぎて、歩いて帰った。


少し歩いたら、後ろから車で、追いかけてきた。
哲:『おまえ帰るの早いし。送るからのんな』
芳未:『いい戻れば?酔いも冷めるから歩いて帰るし』
哲:『いいからのれって』